現役大学生、欧州から日本のフェアトレードを考えるvol.7
「あなたの#Lovestoryは何ですか?ファッションレボリューション2017」

現役大学生、欧州から日本のフェアトレードを考えるvol.7<br />「あなたの#Lovestoryは何ですか?ファッションレボリューション2017」


こんにちは! 前回のフェアトレードフォートナイトの記事はいかがだったでしょうか?
イギリス全土で2週間にわたり一斉にフェアトレードの認知向上のためのイベントが行われたこの期間、各地で行われるさまざまなイベントに参加することで、イギリスのフェアトレードの実態を肌で感じることができました。

さて、今回は4月に、「ロンドンコーヒーフェスティバル」と「ファッションレボリューションウィーク」に参加してきたので、それについてみなさんと共有したいと思います。

まず、「ロンドンコーヒーフェスティバル」とはコーヒーの展示会のことで、スターバックスをはじめとするカフェやコーヒーストアが製品のプロモーションをします。会場ではたくさんの試飲や試食を一般の方も楽しむことができるため、大変賑わっていました。

私はこのイベントにフェアトレードファンデーションからのメディア担当として参加し、スターバックス、Dualit、M&S、Grumpyといったフェアトレードライセンスのあるコーヒーブランドの映像や写真を記録していきました。どの企業もしっかりとフェアトレード認証ロゴをアピールしていたように思います。

ロンドンコーヒーフェスティバル フェアトレードライセンス企業

ロンドンコーヒーフェスティバル マークス&スペンサー

ロンドンコーヒーフェスティバル スターバックスブース
ほかにも数え切れないほどのコーヒーブランドがあり、コーヒーに花を浮かせてみたり、水出しコーヒーに梅を入れてみたり、クリエイティブなコーヒーを数多く見ることができました。

また募金用に水を1ポンド(約145円)で販売するなどのチャリティ活動も同時に行われており、さすがイギリスだなと感心しました。フェアトレードに関わらず基本的にこういう意識は強いことがうかがえますね。

ロンドンコーヒーフェスティバル チャリティ水

フェアトレードファンデーションからも専門のブースを出しており、インドからコーヒー豆農家のビジャモンさんを招待して、フェアトレードがによって起きた変化についてブースを訪れた方と話をしていました。

ビジャモンさんは2児の父で、小規模ではあるものの生産者団体のリーダーとしてコーヒー豆の生産から製造まで一貫して行なっているそうです。

私が話の流れでふと、“You are the boss of the organization?  あなたが団体のボスなんだね?”と質問すると、ビジャモンさんは私に笑いかけ、“団体では全員が主体となって、お互いを尊重しながら生産活動をしてるんだ、ボスはいないよ”と答えてくれました。

ロンドンコーヒーフェスティバル フェアトレードファンデーションブース ビジャモンさんと話す
日本のイベントなどでは生産者を招いても、このように直接交流できる機会は滅多にないので、リアルな実情を知ることができる良い機会でした。
ほかにもたくさんの訪問者がこのブースに訪れ、ビジャモンさんに展示の感想や質問、驚きなどを表現していました。

フェアトレードファンデーションブースにて、マネージャーにインタビューしている様子。

ロンドンコーヒーフェスティバル フェアトレードファンデーションブース マネージャーにインタビュー

イベントの様子は動画でもご覧いただけるので、興味のある方はご覧ください。

 

現在は「ファッションレボリューションウィーク」の応援動画に出演させてもらうことになり、英語日本語で各1本ずつ動画作成の準備をしたところです。

ファッションレボリューション Youtube動画
ファッションレボリューションウィークとは、サステナブルで、人にも環境にも配慮した、真のファッションの価値を問い直すことを目的に行われるイベントで、世界中でさまざまなアクションがとられます。

これは2013年4月24日に起こったバングラデシュの ラナ・プラザという縫製工場の崩壊をきっかけに、行き過ぎたファストファッションに警鐘をならすために始まりました。

某大手ファッションブランドでは月曜日と金曜日の週に2回、新製品を入荷するそうです。ほかのブランドでも一週間で服の入れ替えをするところがあるそうです。

そのためには、生産国の工場をフル稼働させなければならず、とにかく納期を守らせるために早く安く高品質を目指して、生産活動を行ないます。

こうなると、工場の従業員の労働環境や労働条件を気にする余裕がなくなり、ロボットのように効率のみを追い求めるようになります。生産環境は最悪です。

さらに、有名ブランドからの受注を狙っているライバル工場も山のように存在するので、工場側は強い交渉権を持つことはできません。

私たちが日頃から低価格でファッションを楽しむことができるのも、こうした工場で働く労働者が背景にいることを覚えておかなければなりません。

とは言っても、すべての服をフェアトレードやエシカルにすることはなかなか困難で、私自身、ファストファッションブランドから洋服を購入することも少なくありません。

それでもなるべく長く大事に洋服を着るようにしており、最低でも一年間は着て、不要になったら知人に譲渡したり、古着店に売ったりしています。

常にエシカル消費ができる人は本当に限られた人のみなので、このイベントによって気負いする必要はないと思います。洋服を無駄にしないことを心がけて、安く買ったのなら無駄にしないように大事に着ていればいいのではないでしょうか?

その上で社会に対して変化を訴えていく、口コミでイベントを広げていく、それだけで少しずつですが変わる何かがあると私は思っています。

また、今年のイベントテーマは #Lovestory となっており、洋服との思い出を振り返ることにあるので、最後に私の洋服を紹介したいと思います。

ファッションレボリューション 思い出の服
これは私のランニングウェアですが、タンクトップはイギリス、ハーフパンツはイラン旅行した際に購入しました。このセットで初めてハーフマラソンを完走したという思い出があります。みなさんもご自身の洋服との思い出がありますよね? ぜひ教えていただけると嬉しいです!^^

最後に、動画で着用しているTシャツについて。イギリスのピープルツリーから提供していただいた、フェアトレードTシャツです。そのTシャツとともに自分の意見や思いを伝えているのでご覧いただけると幸いです。
(ちなみにロンドンコーヒーフェスティバルで着用のTシャツは、日本のピープルツリーからの提供です)

ファッションレボリューション ピープルツリーからの提供1
コメント欄にご自身の洋服への思いや、ストーリーなどをシェアしていただけるとイベントを盛り上げることにもつながるので、うれしいです。
5月はいよいよフェアトレードデーがありますね。
日本でも毎年ピープルツリーからイベントが紹介されたりいろいろと充実していますが、イギリスではどんなイベントがあるのでしょうか。これについても追ってお伝えする予定です。お楽しみに。

今回もお読みいただきありがとうございました!