ウガンダからフェアトレードのインパクトを考えるvol.3
ホームステイでウガンダ人の暮らしを体感!!

ウガンダからフェアトレードのインパクトを考えるvol.3<BR>ホームステイでウガンダ人の暮らしを体感!!


こんにちは。

サッカー日本代表がWカップ進出を決めましたね! 同じ日にウガンダ代表は強豪エジプトに勝利し、そこらじゅうでブブゼラ(ラッパのような楽器)が鳴っていました。

日本はもうすぐ夏も終わり、過ごしやすい季節になる頃でしょうか。
ウガンダは乾季が終わり、また雨季になりました。雨が降ると少し肌寒いですが、基本的にはやっぱり暑く、肌もだいぶ黒くなりました。

さて前回バスケットの編み方を紹介したのですが、あれからバスケットつくりにはまってしまい新しい趣味になりました。日本に原料を持って帰って友達と一緒につくりたいな、なんて考え中です。

今回の記事では、自身の活動としてクラウドファンディングに挑戦したこと、生産者の女性のおうちにホームステイしたことの2つを書いていきます。

まずクラウドファンディングについて。
私のインターン先は海外にも顧客を持ち、多い時には一度に何百というオーダーを受ける時があります。

しかし手仕事であるため、生産性を上げようにもひとり分のキャパは決まっているので、生産者を増やさないことには難しいという問題がありました。そんな会社のキャパシティビルディング(ある目標を達成するために必要な能力を構築・向上させること。フェアトレードの10の指針のひとつでもあります)を行うためにクラウドファンディングに挑戦し、そのお金でトレーニングプログラムをすることに決めました。

かご編みワークショップ

かご編みワークショップ

実は、クラウドファンディングに挑戦することに、最初は躊躇がありました。ひとりでは実行できないのではないか、やる必要はあるのだろうかなどと考えてばかりでした。でも生産者と話をしている時に、彼女たちの夢を聞く機会がありました。

それぞれが「自分の家を持ちたい」とか「海外に行ってみたい」などの夢を、まっすぐ目を見て話してくれる彼女たちを見て、彼女たちの夢を叶えるちょっとのお手伝いができれば!と思い、挑戦する決心をしました。

すると、想像をはるかに超えるスピードで目標金額に達成することができました。(このニュースサイトで呼びかけようと思う暇もないくらいの速さでした) 本当に多くの方にご支援いただき、改めて多くの方に支えられて、今、挑戦できているんだなと強く感じました。このクラウドファンディングが成功しなければ何もスタートすることはできなかったので、本当にうれしかったです。

また自分自身にとって、人人のつながりというものをこのクラウドファンディングを通して感じることができたことがとても大きな成果でした。

ただ嬉しい気持ちの反面、正直、不安や怖さも多いです。お金をいただくということは、それだけ責任が伴うことです。多くの方にいただいたご支援をただの援助で終わらせてはいけない、そして応援してくださった方に応援してよかったとそう思ってもらえるように、さらに気を引き締めて頑張っていきたいです。

以下にクラウドファンディングのHPのリンクを掲載するので、プロジェクト内容など詳細をご覧になっていただけたらしいです。
●Ready for https://readyfor.jp/projects/13177

 

次に私が生産者の女性のおうちにホームステイして感じたことをまとめます。

彼女のおうちは首都カンパラから乗り合いタクシーで約1時間ほどのワキソ県というところにあります。その中の小さな村におうちはあったのですが、着くなり近所の人たちみんなが声をかけてくれ、ここが私たちの村だよと説明してくれました。こういった自分の村に対する帰属意識や地域のつながりというのは、今の日本ではあまり感じられないなと思いました。そして突然やってきた外国人をあたたかく迎え入れてくれたことがとてもうれしかったです。

まず着くなり驚いたことは、彼女の家の大きさです。

しっかりとしたつくりで大きなおうち

しっかりとしたつくりで大きなおうち

すごく大きな庭に、4部屋もあるおうちで、自分の想像とは全然違いました。お部屋もきれいで大きなソファに、テレビに冷蔵庫までありました。みんな、こんなに揃っているものなのかと疑問に、私は金曜日にお店に来る生産者の女性たち11名に聞いてみました。するとテレビを持っている人は8人、冷蔵庫を持っている人は3人でした。聞いた生産者の母数も少ないですし、何か結果を示せるデータとは言い難いですが、テレビは多くの家庭に普及しているんだなという印象でした。

ウガンダでドラゴンボール見られました!!

ウガンダでドラゴンボール見られました!!

そしてもうひとつ感じたのは、彼女が「常に動いている」ということです。基本的に彼女たちは家事と家事の合間にバスケットを編みます。私が滞在している時は朝7時半くらいからバスケットを編む音が聞こえてきました。
料理は基本的に家の外で調理をし、炭を使います。ウガンダの主食であるマトケ(甘くないバナナを蒸したもの)をつくるには約3時間またはそれ以上かかります。

調理場の様子。 豆のソースをつくっています

調理場の様子。 豆のソースをつくっています

食事の様子。 葉に包まれているのが、「マトケ」です。

食事の様子。 葉に包まれているのが、「マトケ」です。

家事をして、バスケットを編んでこの繰り返し。仕事と言ったら、職場に行って働くイメージの強い私にとって、ずっと家にいるのは退屈にならないのかな?なんて思ってました。

でも彼女は「以前別の仕事をしていたけれど、それは朝から晩まで働き詰めで大変だったから、家でリラックスしながらできるこの仕事は好き」だと話してくれました。また他の女性と話していても、「子供がいるから子供の面倒を見ながら仕事をできるのは良いことだ」と話してくれました。

子供の面倒や家での仕事が多い女性にとって、お家で働きながら、安定した収入を得られることは大きな意味を持つことだと思いました。
また今までどうしても経済的効果ばかりに目がいってしまっていたのですが働く環境も大事なポイントだなと気づき、これもまたフェトレードのひとつのインパクトだなと考えています。

彼女の孫のコネリヤスくんと。

彼女の孫のコネリヤスくんと。

近所の子と一緒に水を汲みに

近所の子と一緒に水を汲みに

 

これはたまたまなのですが、私がホームステイしている時に彼女の近所の方のお葬式がありました。

その方はムスリムだったので、ムスリム式のお葬式に参列しました。日本では黒の服を着ていくことが多いのでそのイメージばかりが先行してしまい、庭に集まってカラフルな服を着ている人たちを見て少し違和感を覚え、本当にお葬式なのかなと思ってしまいました。女性はゴメスと言われる伝統衣装を着ている人が多く、ムスリムの男性は宗教の衣装を着ていました。

土葬の際に森の中の方に埋めに行くのですが、その時は女性は行かず座って待っているだけでした。これはムスリムだからと教えてもらいましたが、やっぱりこういった習慣は根強く残っているんだなと思ったのと同時に、ここまでの男女の差には少し驚きました。

今回は3日間という短い滞在でしたがとてもたくさんのことを感じられたと思います。この滞在を通して何よりも自分のイメージを覆すことができて良かったです。誰よりも先入観を持ってしまっているのは自分だったかもしれないと気づきました。この滞在で言葉の壁を大きく感じ、もっと現地語の勉強もしていろんなことを話せるといいなと感じました。

長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

安藤ふき菜