グローバル・ヴィレッジ30年HISTORY
~Vol.3 世界フェアトレード・デーの始まり~

グローバル・ヴィレッジ30年HISTORY<br>~Vol.3 世界フェアトレード・デーの始まり~


1999年5月8日。

日本全国約100店舗のフェアトレード商品取扱店で、フェアトレードのセミナー、貧困問題をテーマにしたゲーム、フェアトレード・バナナの試食会など多彩なイベントが一斉に開かれました。

自由が丘の「ザ・フェアトレード・カンパニー」(現・ピープルツリー自由が丘店)では、NGO代表者や報道関係者を招いてフェアトレードの食材を使ったブランチを囲みながら貿易問題について考えるイベントを行いました。

現・ピープルツリー自由が丘店で行ったフェアトレード・ブランチ(1999年)

 

毎年5月第2土曜日に世界中でフェアトレードをアピールする日「世界フェアトレード・デー」は、1996年にヨーロッパ20カ国の「ワールドショップ」と呼ばれる3,000軒のフェアトレード・ショップから成る「NEWS!」(Network of European World Shops)が始めたキャンペーンが出発点でした。

途上国にとって不利な貿易のルールを変えるための一斉行動の日を「ワールドショップ・デー」と定め、署名運動や政治家への働きかけなどを行っていました。

 

日本でも同じように全国一斉の行動によってフェアトレードへの関心を高めたいと考えたグローバル・ヴィレッジ(GV)は1999年、フェアトレード商品を卸していた全国の取引店にイベント開催を呼び掛けたのです。

以来、毎年日本でも全国でイベントが行われ、後に、より参加しやすいよう5月いっぱいを「フェアトレード月間」としました。

 

2001年、WFTO(世界フェアトレード連盟:World Fair Trade Organization)の年次総会で、世界フェアトレード・デーをWFTO加盟メンバー全員で行動する日とすることをGVが提案し、決議されました。

WFTOの加盟メンバーの過半数は、アジアやアフリカ、中南米などの生産者団体です。翌年2002年の世界フェアトレード・デーは、ヨーロッパや日本、北米のフェアトレード商品の買い手だけでなく、つくり手の団体も同時に行動する、文字通り世界的な記念日となりました。生産者グループの職人達が一堂に会してミーティングをしたりフェアトレードのバナーを掲げて街を練り歩く様子が、インドやペルー、ジンバブエから次々と報告されたのです。

インド、ペルー、ジンバブエでも一斉にイベント開催(2002年)

 

現在、WFTOは毎年テーマを決めて加盟メンバーに世界フェアトレード・デーへの参加を呼び掛けています。ここ数年、特にコロナ禍に見舞われた昨年からは、オンラインによるアクションが主流となりました。フェアトレードのメッセージを各団体からビデオや写真で発信し、それをSNSで拡散するなど、世界各地からの情報がずっと身近になっています。

形を変えながらも、フェアトレードを広めるために仲間が連携して一斉に行動しようという世界フェアトレード・デーのコンセプトは生き続けています。

毎年さまざまなテーマでイベントを呼び掛けた

 

【写真左→右→下】
ファッションショーにはプロのモデルからボランティアの友人までが出演(2007年)
ファッションショーのモデルたちがメッセージボードを掲げてフェアトレードを呼び掛け(2008年)
インドやバングラデシュの生産者パートナーからゲストを招いてシンポジウム(2009年)
イベント会場の物販コーナーは大賑わい(2009年)

 

ピープルツリー/グローバル・ヴィレッジはこれからも、より多くの人びとにフェアトレードを広めるきっかけづくりとして、5月の第2土曜日を中心にさまざまなアクションの呼び掛けや情報発信を行っていきます。

 

◆グローバル・ヴィレッジ30年HISTORY

Vol.1  グローバル・ヴィレッジ誕生ストーリー

Vol.2 フェアトレードチョコ誕生

 

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