ピープルツリー社長ミニー・ジェームズのメッセージ
「世界フェアトレード・デーによせて」

ピープルツリー社長ミニー・ジェームズのメッセージ<br>「世界フェアトレード・デーによせて」


100万種もの動植物が絶滅の危機にさらされ、
世界各地で異常気象による自然災害が相次いでいます。

これらは突然起こったのではなく、
50年前から科学者たちが警告してきたことでした。
それに気づいた心ある人々が声を上げ、アクションを起こしてきました。
それでも、多くの人は自分たちには何もできないと
無力感にとらわれているのではないでしょうか。

日本は大量消費、大量廃棄の社会になってしまっています。
しかし昔からの文化や伝統に目を向ければ、
解決のヒントが見つかります。

隣人同士が助け合う文化
自然素材をたいせつにする心
身近なところに幸せを見出す暮らし方

フェアトレード、エシカル、サステナブルといった価値観は、
もともと日本の文化に根付いていたのです。

明日は世界フェアトレード・デー。
フェアトレードとは人と人とが経済的な環境の違いを超えて
結びつき合うことだということを思い起こしてください。
生きる喜びは、自然が与えてくれる恩恵の中で味わうもので、
自然を破壊して得るものではないということも。

一人ひとりができることは、赤ん坊の歩みのように小さいと
思えるかもしれません。
しかし、 その一人ひとりの行動がなければ、変化は起こりません。

ピープルツリーは28年前から毎日一歩ずつ、
人びとが幸せになり、環境に配慮した製品を考えて、つくり続けています。
そして、ひどい労働条件で働く工場の人びとのために、声を上げ続けています。

多くの人が同じ方向を目指し小さな変化を始めるとき、
私たちの未来も変わるのです。

あなたもぜひ、一緒にフェアトレードを広め、変化の担い手になってください。

ピープルツリー代表取締役社長/共同創設者 ミニー・ジェームズ