グローバル・ヴィレッジ30周年HISTORY
~Vol.2 フェアトレードチョコ誕生~

グローバル・ヴィレッジ30周年HISTORY <br>~Vol.2 フェアトレードチョコ誕生~


1994年の発売から累計で1,600万枚以上を日本全国にお届けしてきたピープルツリーのフェアトレードチョコ。

今や全国のフェアトレード専門店や自然食品店だけでなく駅ナカの売店やライフスタイル雑貨店まで幅広く販売され、ピープルツリーやフェアトレードに馴染みのない方でもパッケージには見覚えがあるというくらい広まっています。

その始まりは、1994年。

1991年にグローバル・ヴィレッジ(GV)を立ち上げたサフィア・ミニーは、日本でバレンタインデーが女性から男性にチョコを贈る日とされていることを知り、フェアトレードチョコを贈ることを広めたいと考えていました。

チョコレートの原料となるカカオや砂糖の生産地であるアフリカやアジアの国々では、生産農家が弱い立場に置かれ不当に買い叩かれています。ガーナやコートジボワールのカカオ農園では、安い労働力として子ども達が働かされているという問題も明らかになっていました。

スイスのフェアトレード団体「クラロ」は、南米のカカオ農家やフィリピンや南米のサトウキビ農家に安定した価格で継続買取りを約束し、環境に配慮しながら収量を増やすための技術指導などの支援を行っていました。その原料をつかった製品化に、家族経営の小さなチョコレート工場が協力しました。その工場では、製造設備に電力をほとんど必要としないエコロジカルな循環式の調温パイプを張り巡らせるなど、環境への配慮に力を入れており、フェアトレードの趣旨にも賛同したのです。

GVは1994年、このチョコレートを初めて日本に輸入し、少量の販売を開始しました。

ェアトレードチョコを初めて紹介した1995年のカタログのページ

 

1996年のバレンタインデー前には「フェアトレードチョコを贈ろう!」と呼び掛けるキャンペーンを行いました。これが新聞やラジオで取り上げられ、GVの事務所には購入方法についての問い合わせが殺到、多くの人に知られることになりました。

フェアトレードチョコの販路が広がるにつれ、日本向けのオリジナルパッケージをつくることになり、コンペを実施、のちにピープルツリーの食品すべてのイメージを描く大神慶子さんとの出会いがありました。これまでのチョコのパッケージにはない、温かく優しいタッチや、ユニークな表情のウシさん、リアルでありながら心が和むカカオなど素材のイラストは、ピープルツリーの顔となり、たくさんの人から愛されてきました。

今では原料の生産農家も複数の国に広がり、気候変動の影響でカカオ樹に被害を受けたボリビアのカカオ農家組合を支援するために2013年に始まった「カカオポイント」の寄付は、新たに有機農業に取り組むコスタリカの農家の技術支援へと進展しています。

ボリビアの生産農家を訪ねたピープルツリー広報ディレクター(当時)の胤森なお子(2012年)

 

ボリビアのカカオ農家のソフィア・ウアリナ・デ・アラビさん来日(2012年)

 

フェアトレードの恩恵を受ける生産農家を増やすよう、ピープルツリーはこれからも、より多くの人に愛されるおいしいチョコをお届けしてまいります。

 

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